レポート

左から第2位の岡野兄弟チーム、優勝の横田・大木チーム、第3位の山本・小田チーム

左から第2位の岡野兄弟チーム、優勝の横田・大木チーム、第3位の山本・小田チーム

2017.07.09【DAY3】

北の大地で繰り広げられた3日間の物語

スタート会場のフィッシャーマンズワーフ MOO に入る HONDA S800 COUPE

スタート会場のフィッシャーマンズワーフ MOO に入る HONDA S800 COUPE

幸町緑地前の岸壁で行われたPC競技に挑む AUSTIN A40 SOMERSET COUPE

幸町緑地前の岸壁で行われたPC競技に挑む AUSTIN A40 SOMERSET COUPE

大勢の人たちに迎えられながらサッポロファクトリーにゴールする AUSTIN HEALEY 3000 MKⅢ PHASE1

大勢の人たちに迎えられながらサッポロファクトリーにゴールする AUSTIN HEALEY 3000 MKⅢ PHASE1

TRIUMPH TR2 の女性チームも無事ゴールし、笑顔を見せた

TRIUMPH TR2 の女性チームも無事ゴールし、笑顔を見せた

3日目も朝から快晴。数日前の予報では、札幌でのゴールの時間帯に雨の予報が出ていたが、どうやら最後までこの天気がもちそうだ。この日は釧路をスタートして新得を経由し、札幌まで一気に駆ける。逆転を狙う者もそうでない者も、まずは無事に完走することが重要だ。

スタート会場となったのは、釧路川に臨むフィッシャーマンズワーフ MOO。ここにも、朝からたくさんの人たちが応援に来てくれ、そのなかで子どもたちの姿が多く見られた。懸命にフラッグを振りながら、エントラントたちにエールを送っていた。スタートゲートをくぐると、その先の幸町緑地前の岸壁にて計測結果公開形式でPC競技が行われ、1区間1区間の結果が大事になってくる最終日の競技だけに、エントラントもいつになく真剣な表情に。結果が読み上げられると会場からは拍手がわき起こり、その拍手に送り出されて会場を後にした。

大会最後のスタンプポイントとなる白糠の道の駅 恋問館へ向かって車を走らせ、スタンプ捺印後は最後のPC競技会場となる新得町農道離着陸場を目指す。北海道クラシックカーラリーでは、毎年道内の農道離着陸場を使ってのPC競技がハイライトの1つとなっている。7連続区間の競技は、間にランチを挟んで同じ設定で2回行われたのだが、ランチ後の競技は7連続に3連続の設定がプラスされ、エントラントたちはラリーの最後に10区間のPC競技に挑んだ。

競技を終えると、ゴールとなる札幌を目指して一路西へ。ゴール会場となるサッポロファクトリーは大勢の人たちの熱気に包まれ、大人から子どもまで、エントラントの到着を今か今かと待ちわびていた。車が到着すると会場のあちこちから歓声が上がり、3日間で約1,100kmを走り切った車とエントラントに温かい拍手が送られた。途中、車輌トラブルに見舞われ、エントリーした車でのゴールが叶わなかったエントラントもいたが、別の車に乗り換えて無事完走することができた。ゴールゲートをくぐるエントラントたちは充実した表情を見せ、笑顔で声援に応えていた。

ゴールセレモニーの後は、ホテルクラビーサッポロに会場を移し、表彰式が行われた。第3位となったのは、No.35の山本・小田チーム。昨年も3位入賞を果たした若い2人のチームは、1日目に1位につけ、ベテラン勢からの猛追を受けながらも、そのままの勢いで見事3位入賞となった。第2位は、昨年の優勝チームであるNo.1の岡野兄弟チーム。初日4位と少し出遅れたが、最終的に2位となり、本人たちもほっとした表情を見せていた。そして今年の北海道クラシックカーラリーの勝者は、No.2の横田・大木チームという結果となった。ベテランの横田・大木チームが、3日間を通して常に安定した走りを見せ、昨年2位の雪辱を果たし、優勝となった。上位3組が壇上に上がると、ふと思い出した。この光景は昨年と同じではないか。順位の入れ替わりはあるものの、上位3組が昨年とまったく同じなのである。来年は、この3組を脅かすチームが現れることを願う。

こうして3日間の日程がすべて終了し、北海道クラシックカーラリー2017は閉幕となった。今年は3日間で約1,100kmを走り、アベレージ走行で行われたシークレット競技も含め47区間の競技をこなし、連日の暑さのなかハードな行程だったといえる。ともに3日間を走り切ったエントラントたちは、日焼けした笑顔で握手を交わし、「また来年もここで会おう」と言って、それぞれの場所、それぞれの日常に戻っていった。

Historic Car Japan 岩本 美香)
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