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レポート

函館大沼プリンスホテルのPC競技会場へと向かう RONART JAGUAR W152 4.5L

函館大沼プリンスホテルのPC競技会場へと向かう RONART JAGUAR W152 4.5L

2016.07.10【DAY2】

750kmを走破し、競技に集中した2日間

函館大沼プリンスホテルでPC競技に挑む MG B

函館大沼プリンスホテルでPC競技に挑む MG B

アップルポート余市の7連続PC競技で、身を乗り出して計測ラインを確認する Alfa Romeo Giulia Sprint GT Veloce

アップルポート余市の7連続PC競技で、身を乗り出して計測ラインを確認する
Alfa Romeo Giulia Sprint GT Veloce

大勢のギャラリーに迎えられゴールする PORSCHE 356。チェッカーフラッグを振るのは主催者の中家氏

大勢のギャラリーに迎えられゴールする PORSCHE 356。チェッカーフラッグを振るのは主催者の中家氏

左から第3位の山本・小田チーム、優勝の岡野兄弟、第2位の横田・大木チーム

左から第3位の山本・小田チーム、優勝の岡野兄弟、第2位の横田・大木チーム

函館から札幌へ戻る2日目。昼過ぎから雨の予報が出ており、出発前のドライバーズミーティング時にはすでに小雨が降り出していた。エントラントたちは車も体も雨に備えて、函館大沼プリンスホテルの敷地内にセッティングされた最初のPC競技会場へと向かっていった。

競技をこなしホテルを出ると、スタンプポイントの新函館北斗駅と開陽丸記念館を経由し、次のPC競技会場となる八雲町の遊楽部公園へ。スタンプポイントからPC競技会場へ向かうルートの途中には、シークレットのPC競技が用意されていたため、エントラントたちの運転はいつになく慎重だ。シークレットPC競技は、スタートの看板が見えてきたら、その地点から3kmの区間を指定された速度で走るアベレージ走行を続けなければならない。この競技は1日目にも実施され、エントラントたちはみな、その結果が順位に大きく影響することを理解しているため、区間終了地点までスピードメーターとにらめっこしながら運転を続けた。

遊楽部公園を後にした一行は、蘭越町総合体育館で公開PC競技を行い、ニセコ町を経由してアップルポート余市へ。途中、激しい雨に降られてしまったが、アップルポート余市に到着する頃には雨も上がり始めていた。ここでは、離着陸場という広さを生かした7連続のPC競技が行われ、全長640mのコースをドライバーとコ・ドライバーがタイミングを合わせながら、真剣な表情で走り抜ける姿がとても印象的だった。

アップルポート余市から、最後のスタンプポイントとなる小樽地方合同庁舎前を通過したあとは、ゴールを目指し札幌へ向かう。札幌市内に入ると、いよいよゴール会場となるサッポロファクトリーへ。到着を待つたくさんのギャラリーの熱気に包まれた会場に次々と車が入ってくると、歓声が上がり、約750kmの道のりを無事完走したエントラントとその車を讃える拍手が送られた。エントラントたちも笑顔で手を振りながら、ギャラリーの声援に応えていた。

ゴール後、ホテルクラビーサッポロで行われたパーティでは、2日間のラリーを振り返りながら、エントラントたちはみな充実した表情で食事を楽しんだ。そしていよいよ順位の発表へ。第3位となったのは、No.11の山本・小田チーム。1日目の成績も5位と安定した強さを見せ、若い2人の奮闘ぶりが光る結果となった。第2位は、数々のクラシックカーラリーで優勝した経験を持つNo.26の横田・大木チーム。上位入賞は当たり前のベテランが、惜しくも2位となった。そして優勝は、北海道クラシックカーラリーに今回が初参加となるNo.8の岡野兄弟。このチームも、複数のラリーで優勝経験を持つお馴染みの顔だ。ここ最近は不振が続いていたが、北の大地で調子を取り戻したようだ。

北海道クラシックカーラリー2016は、こうしてすべての日程が終了し幕を閉じた。走行距離は長く、PC競技もシークレットを含め30と、なかなかハードな2日間だったが、みな笑顔で「また来年、北海道で会いましょう」と言って握手を交わしていた。そして、全国各地から参加したエントラントたちは、それぞれの場所に戻っていった。

Historic Car Japan 岩本 美香)
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